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今後の建材業界の企業間取引に欠かせないネット通販。EC化を阻む課題と解決策をご紹介

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今後の建材業界の企業間取引に欠かせないネット通販

働き方改革や新型コロナウイルスにおける在宅勤務増加の影響で、住まいに対するニーズが変化しています。「今の住まいをリノベーションして改善したい」と考える人が増え、ワークスペースを考慮した間取りの変更や、キッチン・風呂・トイレなど水まわりの改変などを希望する声も増えています。

住宅設備の需要が高まり追い風の建材業界ではありますが、多くの課題を抱えている業界でもあります。特に問題視されているのがデジタル化の遅れであり、特に企業間取引用のネット通販サイト(BtoB ECサイト)の導入もあまり進んでいません。

今回は建材業界が抱える課題について考えながら、今後の解決策として建築資材をBtoB通販で販売するために、企業間取引業務をEC化するにあたっての懸念事項やメリット、ECシステムの選び方について解説します。

目次

建材業界が抱える4つの課題と今後の動向

リノベーション需要が高まり、建築資材や住宅設備を扱うメーカーや卸、商社にとっては追い風の状況ですが、その一方で課題も生まれています。今後の動向を踏まえ、建材業界が抱えている課題を解説します。

コロナ禍の対応に追われている

新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、製造や物流に遅延が生じ、通常よりも建築資材の納品に時間がかかっています。さらに業界の催しやイベントの中止・延期もまだ多いため、新商品の案内もままなりません。

デジタル化が進んでいない

こうしたコロナの影響によりITによるデジタル化が欠かせなくなっていますが、建材業界を含む建築業界全体は体質が古く、ITの活用自体が遅れているのが実情です。これまでFAXと電話で行ってきた受発注や納期回答のデジタル化が求められます。

しかし発注を担当しているのが現場監督という場合もあり、ITに不慣れな人も少なくないことがデジタル化を阻む要因になっています。今後はITやデジタルツールに疎い人でも気軽に利用できるシステムの導入が欠かせません。

建築資材商品の管理が煩雑

建築資材商品の管理が煩雑

建築資材はインテリア、エクステリア、キッチン、冷暖房空調設備機器など種類が多く、商品管理が煩雑化します。

その煩雑さゆえにデジタル化に難航するケースも多く、建築資材の商品管理に時間や人員を割かなければならず、業務を効率化できずに苦しんでいる企業は珍しくありません。

納期回答に手間がかかる

受注発注商品が多く、メーカーの発注締め時間がまちまちなことから、納期回答が複雑で手間がかかるのも建築資材の特徴です。受発注の際に確認や訂正の手間が発生しやすいことも課題のひとつです。

今後は手間を最小限に抑え、リアルタイムで自動管理する手段を考える必要があります。

こうした課題を踏まえ、建材業界で注目を集めつつあるのがBtoB ECサイト(BtoB通販サイト)です。今後ECを導入することで、商品管理や受発注業務の大幅な改善が期待できます。

建材業界でEC化が進まない7つの理由と改善策

IT活用が遅れているとされる建材業界ですが、受注業務のデジタル化への興味関心は高いことが分かっています。

2020年に弊社で実施したアンケート調査「受注業務の実態調査アンケート」によると、建築資材業のBtoB EC導入率は8.1%と他の業界と比べ低い数値でしたが「検討中」「興味があり情報収集中」と回答した割合は合計で40.5%。約半数が興味を持っており、他の業界と比べても意欲的です。

Q 取引先と自社でのWeb受注システム(BtoB EC)は導入していますか?

取引先と自社でのWeb 受注システム(BtoB EC)は
導入していますか? (

ニーズは高いにも関わらず、導入まで至らないことが多いのはなぜなのでしょうか。代表的な、建材業界特有の理由を解説します。

受注業務の実態に関する アンケート調査
受注業務の実態に関する アンケート調査
700社以上の生の声を収集し、デジタル化を阻む受注業務の課題や逆に成功している理由などをまとめた、押し寄せてくるデジタル化の波にも飲まれないための“今の実態” が把握できるデータとなります。

取扱商品が多いから

建材業界のEC化を阻む大きな理由は、取扱商品が多いことです。商社・卸業の場合は仕入先が多いため「導入している基幹システムにおいて、どうやって商品マスタを整理すべきか?」と悩んでしまうことでしょう。

多種多様な商品をすべてEC化することは難しいのですが、アナログ処理しなくても対応できる一部の商品をECサイトに掲載することは可能です。一部の商品のみをマスタ化している企業であれば、それらだけECサイトで取り扱えばいいのです。

部分的に自動化するだけでも受注業務が効率化され、業務負担は軽くなります。受注業務にあてる時間を短縮した分、マスタ登録作業にあてる時間を増やすなどしていけば、さらにEC化を進めることもできるでしょう。

注文伝票数が多いから

注文伝票数が多いから

商品数が多い建材業界では、1注文における明細数は比較的少ないが、注文書の伝票数は多くなりがちで、処理に時間がかかります。既存のやり取りがECのシステム上でできるのかイメージできない担当者も少なくありません。

さきほども解説した通り、一部の商品だけでもEC化すれば、その分の受注業務が効率化でき、業務負担が軽くなります。注文伝票数が多い建材業界だからこそ、できるものからEC化して、少しずつでもアナログ業務から脱していく必要があるでしょう。

納期回答に手間がかかるから

建材業界は受注から納品までのリードタイムが非常に短い・天候や施工スケジュールに左右される業界のため、得意先の希望納期に間に合うかどうかをすぐに判断し、回答しなければなりません。FAXで注文を受けた場合は、FAXに納期回答日を直接手書きで記載しReFAXすることが一般的です。

このスピーディーなやり取りをシステム上で行えるのかを懸念している方もいらっしゃるのではないでしょうか。

受注業務をEC化した場合、これまでのFAXによる納期回答ではなく、ECサイト上で納期を取引先がいつでも確認できるようになります。さらにECの受注情報を基幹システムに連携し、納期回答日を付与したデータをECサイト上に再度アップしなおすことで、リアルタイムでの納期確認が可能です。

課題「FAXや電話注文をやめたい」における活用例
課題「FAXや電話注文をやめたい」における活用例
FAXや電話・メールでの受注・発注といったアナログ業務で発生する課題についてBtoB EC・Web受発注システム「アラジンEC」ができることをご紹介。

条件によって単価が変わるから

建築資材は単価の変動が激しいのが特徴です。得意先など納品する企業によって異なるのはもちろん、納品場所・納品方法によっても単価が変わる場合があり、その複雑さゆえにEC化できないのではと考える企業も少なくありません。

ECから発注時に「納品場所」「納品方法」の指定が可能です。また、発注時に単価が確定していない建築資材業界に合わせて発注時は単価を設定・表示せず、月で締めた後に得意先である工務店などが値決めするフローにも対応しております。手入力によるミスや労力を軽減できるので、業務効率化に貢献するでしょう。

課題「取引先に合わせた対応」における活用例
課題「取引先に合わせた対応」における活用例
各取引先ごとに異なる契約内容・取引条件の対応や業界特有の商習慣といった対応における課題についてBtoB EC・Web受発注システム「アラジンEC」ができることをご紹介いたします。

得意先によって商品の呼称が違うから

建築資材に対する呼称が統一されていない点も、建材業界のEC化を阻む要因です。同じ商品でも得意先によって呼び方が変わることがあり、あらゆる呼び方に対応できる経験豊富なベテラン社員が受注業務を担当するケースがよくみられます。

「ECサイトでは対応できないのではないか」と思いがちですが、ECサイト上で得意先別商品名を画面表示できるシステムであれば、得意先ごとに使用されている呼称を登録し、検索・選択して受発注を行えます。

得意先にECシステムを利用してもらうための解決策は、ECサイト上での商品名表示変更の他にもあります。

セット商品のロジックが複雑だから

a、b、cといった部材がセットになったAという商品を取引先が発注した場合、受注処理はa、b、cに分けて行う必要があり、ECサイトで自動的に対応するのが困難なケースがあります。

上記のようなセット商品の受注処理ができるよう、ECシステムをカスタマイズすることは可能ではありますが、莫大なコストと時間がかかります。そのため、こうしたセット商品の受注を行っている企業は「受発注をEC化するのは難しい」と判断しがちです。

この課題の対処法は、ECサイトで取り扱う商品を絞り込み、セット商品はEC化せずにアナログで受注するというやり方です。セット商品は全体の数割なので、それ以外をECで受注するだけでも業務効率化ができます。

「すべてをEC化できるか」ではなく「EC化による費用対効果はどれくらいか」を考え、費用対効果がプラスになるなら部分的にでもECなどで受注業務のデジタル化を進めていくことをおすすめします。

中小企業が多く予算確保が難しいから

中小企業の場合は、EC化したくてもツールやシステムを導入する予算の確保が難しいという現状があります。ロジックが複雑なセット商品や多種多様な商品をすべて登録するにはコストがかかると判断し、導入検討段階であきらめてしまうのです。

ただ、部分的にEC化するだけでも、多くの人件費と残業代の削減が期待できます。「EC化でどれくらいコストカットができるか」を試算してから導入可否を判断することをおすすめします。導入・運用コストを上回るコスト削減が見込めるならば、ECシステムを導入したほうが収益アップにつながります。

建材業界の今後を変える?BtoB ECのメリット

時代は確実にデジタルシフトしていて、企業間取引のEC化を導入・検討する企業が増えてきました。。「建材業界特有の複雑な商習慣があるのでEC化は難しいのではないか」「また取引先の発注者は年配の方やデジタルツールに不慣れな方も多く、インターネット経由では注文してくれないのではないか」といった不安は少なくありませんが、実際には無理なくEC化することが可能です。

ここでは、複雑な商習慣がある建材業界にも適しているBtoB ECシステム「アラジンEC」の特徴とメリットを解説します。

スマートフォンやタブレットに標準対応

スマートフォンやタブレットに標準対応

アラジンECはスマートフォンやタブレットからの発注にも標準対応しているため、現場はもちろん、社内や出先からの発注にもスムーズに対応できます。

まだ電話やFAXからのアナログ注文が多い建材業界でも、簡単に発注できる使いやすい画面・操作性を実現しています。

さまざまな条件から検索できるので発注時に商品が探しやすい

一般的な商品名だけでなく、各現場での呼称も登録できるためあらゆる現場呼称での商品検索が可能です。商品属性や得意先のニーズに合った商品の検索も可能で、多品番の商品が簡単に検索できます。

冊子カタログに応じたカタログ品番注文やリピート注文などあらゆる注文方法が搭載されています。問屋であれば、メーカーからの商品検索も可能です。

販促情報を発信できる

販促情報を発信できる

得意先別にECサイトで新商品の情報やキャンペーン情報を発信できるので、チラシの準備や訪問の手間とコストを削減します。競合他社が同類商品を扱っている場合、自社でも扱っていることをアピールできます。

「より多くの取扱商品を取引先にアピールできて結果売上アップにつながった」という事例が多く、業務効率化に加えて売上アップが期待できる点がメリットです。

「非対面営業」の仕組みを構築したい
「非対面営業」の仕組みを構築したい
「非対面営業」の実現についてBtoB EC・Web受発注システム「アラジンEC」ができることをご紹介いたします。

図面や組み立て説明書のダウンロードができる

アラジンECを通じて、いつでも図面や組み立て説明書などをダウンロードできるようになるので、得意先からの問合せ対応の数を減らせます。

EC上で在庫状況もチェックできるため、得意先は「自分の好きなタイミングでほしい情報をすぐに確認できる」状態になり、顧客満足度が向上します。

建材業界にはカスタマイズ可能なECシステムが必要

建材業界にはカスタマイズ可能なECシステムが必要

建築資材の受発注を完全EC化するにあたっては、さまざまな課題が立ちはだかっているのが実情です。しかし、取扱商品の一部だけでもネット販売できるようにし、どうしても人の手で処理せざるを得ない商品だけアナログで対応するようにすれば、無理なく業務効率化ができます。必ずEC化できる余地があるので、あきらめずに検討しましょう。

建材業界の複雑な商習慣をシステム化する場合、決まった機能だけで対応するのは難しいため「徹底した業務分析をもとに商習慣に合わせたカスタマイズを行えるECシステム」が必要です。

もちろん同じ業界であっても、業務課題もEC化にあたっての課題も、企業によって異なります。課題の解決策も10社あれば10通りのやり方があるため、ECシステムを検討する際は建材業界の知識や実績が豊富な企業に相談し、自社に合った提案を受けるのが望ましいでしょう。

アラジンECはカスタマイズ可能なBtoB専用のECパッケージであり、建材業界に特化したチームもあるため強い提案力があります。建材業界でも多くの実績を持つアラジンECをぜひご検討ください。

EC化で受発注や問い合わせの手間が削減でき、社内の業務効率化が叶うだけでなく、インターネット上でリアルタイムに発注できる点や検索性の高さにより顧客満足度の向上も望めます。

建築資材業界向けに適した機能の詳細などは、以下よりご確認いただけます。

建築資材・材料業界のECサイト構築
建築資材・材料業界のECサイト構築
BtoB ECサイト構築・Web受発注システム「アラジンEC」は、種類が多く商品管理が煩雑化しやすい建築資材・材料業界における課題も解決。カタログ品番注文やリピート注文、見積からの呼び出し注文などさまざまな注文方法に対応しています。
BtoB EC推進統括本部

松岡 憲二(マツオカ ケンジ)

ベンチャー系ECベンダーにてセールスプランナー、ECコンサルタント、事業責任者として十数年従事した後、株式会社アイルに入社。大規模ECサイトからASPカート利用のスタートアップサイトまで様々な種類のサイト構築を経験。BtoCとBtoB、両方のノウハウを併せ持つことが強み。

CASE STUDY

導入事例

導入されたお客様の具体的な課題や解決方法、導入後の成果など詳しくお話いただきました。

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