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取引先向けデジタルカタログを作成するならEC化がおすすめ!作成時の注意点とは

自社の商品を紹介するカタログは卸売業や製造業には欠かせないものですが、印刷・保管コストがかかるほか、取引先へ送付したり、自社営業が直接訪問して届けたりする手間がかかります。紙のカタログはテレワークやSDGsといった今の時代の流れに合わないため、デジタルカタログ(Webカタログ・電子パンフレット)に移行しつつあります。
Web上で閲覧できるデジタルカタログは、取引先企業からのニーズも着実に高まっています。これまで紙のカタログを展開していた企業でも「デジタルカタログに切り替えたほうがいいのではないか」といった声があがるようになっているのではないでしょうか。
そこで今回は、デジタルカタログに興味関心がある企業担当者の方に向けて、カタログを電子化するメリットやデジタルカタログの作成方法と注意点、おすすめのツールと導入事例までご紹介します。紙のカタログからデジタルカタログへの移行についてお悩みの企業の方は、ぜひ参考になさってください。
紙のカタログを電子化するメリット
まず、紙のカタログをデジタルカタログにして電子化した場合に得られるメリットについて解説します。
非対面営業の実現
デジタルカタログは閲覧できるURLを共有したりファイルをメールで送付したりできるため、営業が毎回重いカタログを持って得意先へ訪問する必要がなくなります。非対面営業がしやすくなり、テレワークにも適しています。
コスト削減になる

紙のカタログだと、印刷、送付、保管、廃棄などにコストがかかりますが、デジタルカタログであればデータ上で展開できるため、これらのコストはかかりません。取引先の数が多い企業ほどコストが削減できます。
ペーパーレス化できる
電子化してデジタルカタログにすることで紙の使用量を削減でき、環境保全に貢献します。特にブランディングを意識したい企業やSDGsに注力したい企業は、率先してペーパーレス化を進めるのがいいでしょう。
ペーパーレス化についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

管理が楽になる
紙のカタログは自社も得意先も保管しておかなければならず、保管するスペースの確保や、見たいときに探す手間が必要になります。アナログな対応は何かと面倒なので、デジタルカタログで電子化すると効率的に管理できます。
業務効率化(商品検索・更新・修正が容易)
デジタルカタログは業務効率化にも貢献します。
たとえば、紙のカタログの場合、取引先はカタログをめくって注文したい商品を探していました。デジタルカタログであれば、多くの場合、カタログ上で商品名などのキーワードで検索することができます。
自社にとっても、カタログを修正・更新した際に再印刷や再配布の手間がかからず即反映できたり、営業活動がスムーズになったりと、多くの効率化ポイントがあります。
アクセス分析も可能
デジタル化することにより、閲覧数の高い商品や取引先の閲覧傾向などのデータを取得できる場合も。アクセス分析し今後のマーケティング戦略に活かすことができます。
デジタルカタログを作成する方法
どのようにデジタルカタログを作成すればいいのか、電子化する方法を紹介します。
自社内でスキャンして電子化
紙のカタログをコピー機・複合機などでスキャンしたり元データを変換したりすることで、PDFなどの電子ファイルにすることができます。
ただし、PDFファイルをダウンロードして閲覧してもらう形式のデジタルカタログの場合、更新のたびにお知らせが必要であったり、アクセス分析はできないので注意が必要です。
デジタルカタログサービスの利用
ダウンロード形式ではない方法で電子化したい場合や、社内で紙のカタログを電子化するのが難しい場合は、データの作成ごと外部へ依頼する方法があります。カタログ上にリンクを埋め込んだりスマートフォンでも閲覧したりできるデジタルカタログサービスもあり、自社に合ったものを選ぶのがおすすめです。
EC化(ネット販売サイト上で商品情報を公開)

ECサイト(ネット通販サイト)には、カタログと同等の詳細な説明や複数枚の商品画像を掲載することが可能です。ECサイトの新規作成や刷新をすることで、カタログの役割を持たせることができます。
サイト上で商品検索ができ、そのまま注文してもらうことができるので機会損失を防ぎ、販売促進にも役立ちます。
デジタルカタログを作成する際の注意点
デジタルカタログを検討中の方に向けて、導入する前に知っておくべき注意点をご紹介します。
導入コストがかかる
デジタルカタログを作成するには、カタログデータを展開・作成するツールを導入するコストがかかります。ただ、ランニングコストは紙と比べて大幅な削減が見込めるため、長期的に見ればコストカットできる可能性が高いといえるでしょう。
アナログな取引先への対応が必要
これまで紙のカタログから注文していた得意先だと、アナログの発注に慣れていてデジタル化に抵抗を感じるケースもあります。こうした場合は、スマホやタブレットでいつでもどこでも気軽にカタログを閲覧でき、保管しやすいといったデジタルカタログのメリットをしっかり伝え、利用してもらえるよう働きかけましょう。
紙のカタログをPDF化すると視認性が下がる
紙のカタログをPDFなどの電子ファイルにした場合は、本来の商品の色味と違ってしまったり文字がつぶれて見えにくくなってしまったりするリスクがあります。また、商品を更新する度に取り込みの手間がかかるため、導入コストをかけてでも視認性が高く修正の手間が少ない形式のデジタルカタログを作成するのがおすすめです。
ダウンロード形式だと閲覧に手間がかかる
PDFファイルなどダウンロード形式のデジタルカタログだと、閲覧するためのソフトやアプリが必要になったり、ダウンロードする時間がかかったりと手間がかかります。Webブラウザ上で閲覧できるデジタルカタログサービスやECサイトなど、ダウンロードしなくても閲覧できる展開方法を選ぶ方が良いでしょう。
新しいカタログを見落とす可能性がある
最新版のデジタルカタログをメールなどでデータ送付しても、取引先の担当者が連絡を見落としてしまったら古いカタログを見続けてしまい、すでに廃盤になった商品を発注してしまうといったトラブルが起きる可能性があります。PDFファイルなどダウンロード形式のデジタルカタログの場合は避けられないリスクなので、更新頻度が高い場合はできればWeb上で閲覧できる形式にするのが無難です。
紙のカタログをデジタル化するならBtoB EC「アラジンEC」がオススメ!

カタログをEC化すれば、上記でご紹介したようなデジタルカタログのデメリットをクリアできます。5000社以上の豊富なBtoBノウハウを持つBtoB ECサイト・Web受発注システム「アラジンEC」なら、デジタルカタログを展開したい企業にも適した機能が搭載されています。
ここでは、アラジンECがおすすめな理由をご紹介します。
Web上でカタログを閲覧し、そのまま注文できる
アラジンECは、インターネット環境があれば専用アプリがなくてもスピーディーに閲覧可能で、常に最新の情報を表示します。
紙形式やダウンロード形式のカタログ展開だと、古い商品情報のまま残ってしまうリスクがありますが、ECサイト上でWebカタログとして展開したほうがトラブルなく受発注が完了します。取引先にとっても自社にとっても便利で、顧客満足度が上がりやすくなるでしょう。
得意先別に表示する情報を調整できる
得意先ごとのIDでログインをするため、得意先に合わせて表示する単価や商品を指定できます。得意先側もわざわざ注文シートを印刷・記入・送付したり、発注システムに番号を入力したりする手間もなくなり、スムーズに発注できるようになるでしょう。過去注文した履歴からのリピート注文も可能なため、定常的によく注文する商品などを逐一探す手間なども削減できます。
デジタル化に消極的な得意先であっても、こうしたメリットをしっかりと説明し、注文手順を教えるフォローなどを丁寧に行うことで、デジタル化を前向きに捉えてもらえます。
特集ページを作成して特定商品を販促することが可能
季節や用途に合わせて特集を組みたい場合、登録してある商品からピックアップし特集コーナーを作り、特別なカタログのようにして展開できます。こうした特集ページでリアルタイムにニーズの高い商品を訴求することで、高い販促効果が期待できるでしょう。
特集ページの作成のほか、アラジンECならキャンペーン情報をEC上で配信することも可能です。得意先別や得意先分類別にお得な情報を配信でき、営業ツールとしても活躍するので便利です。
スマホやタブレットでも見られるレスポンシブ対応

アラジンECはスマホやタブレットなど、ユーザーが閲覧するデバイスに合わせて最適な画面に表示を切り替えるレスポンシブ対応が可能です。レスポンシブ対応可能なECシステムなら、いつどんな環境でECサイトを見ても商品情報が見やすい画面になるため、デジタル操作に慣れていない取引先でも操作しやすいのがメリットです。
自社でも営業担当者が出先でスマホやタブレットから簡単に確認・操作できるといったメリットがあり、重いカタログやパソコンを持ち運ばなくてもタブレットなどで簡単に案内できるようになります。さらにシステム上で在庫状況を確認できるため、代理注文も楽になるでしょう。
アクセス解析も可能
GoogleアナリティクスなどのWebアクセス解析ツールを利用することで、アクセス解析が可能になります。Googleアナリティクスは細かいカスタマイズもできるので、多くの分析ができます。
「ECサイトにどれくらいアクセスがあるか」「どの商品が人気か」といった情報のほか、検索流入も期待できるオープンサイトであれば「どんな流入経路でECサイトに訪れたのか」「どんなユーザーが訪れているのか」といった詳細まで分析できるため、PDCAサイクルを回してマーケティングに生かせます。
ECならではのメリットも多数
アラジンECでカタログをEC化すればフリーワード検索のほか、カテゴリからの絞り込みもできるようになるなど検索性が向上するため、商品数が多かったり類似商品が多かったりしても得意先が目的の商品を探しやすくなります。問合せ数を減らして業務効率化につなげられるでしょう。
また、廃盤商品の後継商品を案内したり、動画で細かい部分まで訴求したり、既存の基幹システムと連携して受注業務をスムーズにしたりと、あらゆる点でやり取りを効率化できます。業務の負担が大きい企業ほど、率先して取り入れることをおすすめします。
「アラジンEC」の導入事例
アラジンECをデジタルカタログとして活用した導入事例を紹介します。
得意先の利便性が向上し、合わせ買いの促進も実現

眼鏡材料・工具を販売しているサンニシムラ様は、約4,000点の商品を取り扱っている老舗の企業です。アラジンECと基幹システムを連携させ、わずか半年で導入を完了させてECサイトの稼働をスタートさせることに成功しました。
現在はネットに慣れている企業が多く、スムーズにデジタル化できたと言います。商品名がうろ覚えでもあいまいな単語で検索でき、得意先からも「我々にとっても事務作業が削減されてありがたい。積極的に活用していきます」とメールが入ったそうです。
また、EC上で選択された商品の関連商品を表示する機能を活用し、合わせ買いの促進にもつなげています。得意先からの問合せを減らす効果もあり、業務効率化も実現できています。
詳しい内容はこちらからご覧いただけます。

デジタルカタログでビジネスが好転する
現在はオンライン化の波が強まっているため、紙のカタログも電子化してデジタルカタログにしたほうが時代に合ったアプローチができるようになります。得意先にとってもメリットが大きいので、きちんと準備して取り組めばスムーズに移行できるでしょう。
事例でもご紹介したBtoB ECサイト構築・Web受発注システム「アラジンEC」は、業界慣習や自社ルールに合わせたカスタマイズも可能です。デジタルカタログを検討中の企業の方にも、豊富な実績を基に最適な提案を行っていますので、お気軽にご相談ください。


松岡 憲二(マツオカ ケンジ)
ベンチャー系ECベンダーにてセールスプランナー、ECコンサルタント、事業責任者として十数年従事した後、株式会社アイルに入社。大規模ECサイトからASPカート利用のスタートアップサイトまで様々な種類のサイト構築を経験。BtoCとBtoB、両方のノウハウを併せ持つことが強み。
PICK UP
導入事例
導入されたお客様の具体的な課題や解決方法、導入後の成果など詳しくお話いただきました。
よくある課題
業種別
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アパレル・ファッション
鞄(かばん)、靴(くつ)、スポーツ用品、
肌着、制服・ユニフォーム、靴下、帽子など -
食品・飲料・
酒類食料品全般、業務用食品、製菓、飲料、酒、
ワイン、介護食品、調味料など -
理美容品
ヘアケア、カラー剤、エステ器具、ネイル用品、
ボディケアなど -
建築資材・
住宅設備床材、外装資材など
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日用品・
介護用品衛生用品、生活雑貨
など -
工業製品・
電子部品電子部品、機械製造
など -
OAサプライ品
文具、事務用品など
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医療機器
歯科機器、検査機など
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化粧品
コスメ、口紅、香水
など -
インテリア・
家具照明、収納家具など
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スポーツ用品
シューズ、ウェアなど
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アクセサリー
ピアス、指輪など
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ブランド向け
展示会オンライン展示会
システム


お役立ち情報 | Web受発注システム・BtoB EC「アラジンEC」
5000社以上のBtoBノウハウで企業間の受発注業務に特化した貴社専用のECを構築することが可能です。受発注業務の効率化・コスト削減・販売促進などさまざまなシーンでご利用いただけるWeb受発注システム・BtoB ECです。