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インターナルマーケティングとは?4つの要素と注意点・デジタルツールの活用法

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インターナルマーケティングとは?4つの要素と注意点・デジタルツールの活用法

インターナルマーケティングとは、これまでは主にサービス業において論じられてきた言葉です。しかし、近年では広くさまざまな業種・企業から注目を集めています。インターナルマーケティングを行うことにより従業員満足度を高め、ひいては顧客満足度や業績の向上にもつながります。人材不足が深刻化する現代において、限られた従業員のパフォーマンスを最大化しながら増益にも寄与する手段として注目されているのです。

今回はインターナルマーケティングの基礎知識を解説したうえで、押さえておくべき注意点や成功のポイント、デジタルツールの活用法などをご紹介します。インターナルマーケティングに関心のある経営者・管理職の方はぜひ参考になさってください。

インターナルマーケティングとは?

インターナルマーケティング(Internal Marketing / IM)とは企業が従業員、つまり社内の人間に向けて行うマーケティング活動を指します。
マーケティングと聞くと、企業が顧客を対象に行うものというイメージを持つ方が多いでしょう。しかし、マーケティングは市場に向けて行うだけでなく、従業員や組織に向けて行うこともできます。これが、「インターナルマーケティング」の考え方です。

インターナルマーケティングと区別するため、上述したような、企業が顧客(ユーザーになる見込みのある企業や一般消費者)に対して行うマーケティングは「エクスターナルマーケティング」と定義されます。また、従業員が顧客に対して行う「インタラクティブマーケティング」というものもあります。

インターナルマーケティングとは?

インターナルマーケティングの目的と効果

インターナルマーケティングを実施する目的は、以下の3つであるといえます。

・従業員満足度の向上
・顧客満足度の向上
・企業の利益・業績の向上

これらは、従業員満足度を向上させることにより顧客満足度が向上し、企業の利益が向上するという因果関係を持っています。一つずつ、順を追って解説していきます。

従業員満足度の向上

インターナルマーケティングの第一の目的は、従業員満足度を高めることです。

従業員満足度が上がることで仕事への意欲が高まり、生産性の向上や離職率の低下などの好影響が期待できます。また、離職率低下により新規採用の頻度を低減できるため、採用や育成などの人的コストも軽減します。

顧客満足度の向上

従業員満足度が高まることにより、提供するサービスの質にも良い影響が期待できます。ここでいうサービスとは、サービス業における接客等だけではなく、営業活動やカスタマーサポートなども含まれます。

このような好影響により顧客満足度の向上が期待できます。

企業の利益・業績の向上

顧客満足度が向上すれば、継続率やリピート率の向上につながります。結果的に企業の利益が高まることが、インターナルマーケティングの最終的な目的です。

インターナルマーケティングの4つの要素

インターナルマーケティングの4つの要素

インターナルマーケティングには、主に4つの要素があります。

・教育と研修
・内部コミュニケーション
・報酬と評価制度
・エンゲージメント活動

教育と研修

新入社員の教育やスキルアップ研修を充実させることにより、従業員は会社に在籍するメリットをより強く感じるようになり従業員満足度が上がります。

教育と研修は時間と費用を要することですが、それだけ「従業員を大事にしている」ということが伝わる施策でもあります。自己実現を目指す向上心が高い人材の満足度を高めるとともに、学習意欲の高い組織へとアップデートすることが可能です。

内部コミュニケーション

社内のコミュニケーションを強化することで、従業員の帰属意識や一体感が高まり、結果として従業員満足度を向上させ離職率の低下をもたらします。

テレワークの普及により対面での内部コミュニケーションが少なくなりつつあることから、社内報や社内SNSなどを通じた非対面コミュニケーションを活発化させる企業が増えてきました。ふだんやり取りが少ない部署と交流するきっかけにもなり、社内連携の強化が期待できます。

報酬と評価制度

業績に応じた昇給・昇進制度を整備することで、公平性が保たれ、従業員の納得度を高めることができます。どのような仕組みで報酬や評価が決まっているのか、明確な数字に基づいた基準を作り、周知徹底することが望ましいでしょう。

また、明確な評価制度を用いて報酬を決定することで、従業員のモチベーションを維持しやすくなります。個人個人の目標設定もスムーズに進みやすくなり、人材育成のスピードが上がって優秀な人材の確保につながります。

エンゲージメント活動

インターナルマーケティングには、社内イベントの実施といったエンゲージメント活動も欠かせません。エンゲージメントとは自社への信頼や貢献意欲を指し、エンゲージメントが高ければ高いほど従業員のパフォーマンスを最大化できるとされています。

運動会やファミリーデーなどの社内イベントを通じて従業員同士の交流や自社に対する理解を深め、より安心して働ける環境を整えましょう。

インターナルマーケティングにおける3つの注意点

ここでは、インターナルマーケティングを成功させるために気を付けるべき注意点をご紹介します。

・文化や価値観をメッセージにして発信する
・情報の透明性を保つ
・長期的な目線で計画・実行する

文化や価値観をメッセージにして発信する

企業文化や価値観がインターナルマーケティングに大きく影響するため、従業員が共感しやすいメッセージと戦略が必要です。企業のビジョンにつながる文化や価値観を明確に定めてから、従業員も自分事として捉えやすいメッセージを代表である経営者がトップダウンで発信するのがベターです。

近年は社会貢献につながるメッセージが共感されやすく、従業員の働く意義になりエンゲージメントを高める傾向があります。

情報の透明性を保つ

従業員に対して、社内情報をできるだけオープンにすることが信頼とエンゲージメントを高めるポイントです。

一部の従業員のみが把握している情報が多いと「大事な情報は教えてもらえない」「信頼されていない」といった不信感が募り、従業員満足度の低下を招く可能性があります。また、朝礼や会議などで情報共有をしている場合、テレワークをしている従業員や欠勤した従業員へ情報が行き渡らないことがあります。このような場合、情報を知っている者と知らない者の双方に不公平感がもたらされることがあります。

経営に関わるメッセージは社内報や社内SNSなどいつでも見られる状態で情報を残し、業務に関わる情報は業務ツールなどで共有できると良いでしょう。

長期的な目線で計画・実行する

インターナルマーケティングの最終目的は「企業利益の増加」ではありますが、通常のマーケティングと同様、施策自体はすぐに売上に直結するものではありません。そのため、長期的な目線を持って計画を立て、実践していく必要があります。

「効果が見えないからプロジェクトは中止」「売上につながらないから次期予算は削減」などといった事態にならないよう、予め経営層に対してインターナルマーケティングの意義などを詳しく解説し、理解を得ることも重要です。

インターナルマーケティング成功のポイント

インターナルマーケティング成功のポイント

インターナルマーケティングを成功させる4つのポイントを解説します。

社内アンバサダーの育成

インターナルマーケティングを成功させるためには、社内インフルエンサーともいえるアンバサダーの育成をおすすめします。

発信力が期待できる従業員を社内アンバサダーとして育成し、積極的でポジティブな発信により、他の従業員にもその熱意を広められるよう働きかけましょう。

トップダウンだけでなく従業員による内部からの発信があることで身近に感じられるため、企業理念の浸透やプロジェクトの理解などに役立ちます。

教育制度の拡充

キャリア成長やスキルアップが明確にできるような教育プログラムやメンタリングが整っていると、従業員は自己成長を実感しやすくなり、自社で働くメリットであると捉えます。

会社への帰属意識や貢献意欲が生まれ、従業員のエンゲージメントが高まり、優秀な人材が増えるとともに定着率も上がっていくでしょう。

ワークライフバランスへの配慮

近年はワークライフバランスを重視する傾向があり、仕事だけでなくプライベートも充実させるためのサポートを行う企業が評価されています。たとえばフレキシブルな勤務形態、メンタルヘルスケアなどが挙げられます。

このような従業員の働きやすさに配慮している企業は心地よく働けるため、当然ながら従業員満足度が上がり、離職率が下がるだけでなく採用力が強化されます。

ITツール導入などによる業務負荷の軽減

業務効率化や業務改善のためのデジタルツールやサービスを導入することで、従業員の仕事に対する負荷が減り、従業員満足度の向上につながります。

特に事務処理などデジタル化・自動化しやすい業務は積極的にツールを活用して効率化を行い、無駄な残業を減らすことが従業員からの信頼強化に寄与します。マンパワーに頼っている企業は早急に見直しを行いましょう。

インターナルマーケティングにおすすめのデジタルツール

インターナルマーケティングにおすすめのデジタルツール

デジタルツールの導入は、インターナルマーケティングを成功させるポイントの1つです。DXを進めて非効率的なアナログ業務をデジタル化し、業務効率とワークライフバランスを向上させることで、従業員満足度を高めます。

以下にインターナルマーケティングに役立つデジタルツールをピックアップし、それぞれの効果を解説します。

従業員相互評価ツール

従業員相互評価ツールは従業員のモチベーション維持に効果的です。複数の従業員同士で評価するため、狭い範囲での一方的な評価に陥りません。客観的で多角的な評価が可能になり、納得感ある評価制度を実現できます。

社内SNS

社内SNSの導入・活用により、対面機会の少ないテレワーク・ハイブリッドワーク下でも円滑なコミュニケーションやオープンな情報共有が可能です。自社への信頼感や帰属意識を高めるだけでなく、業務効率化への良い影響も期待できます。

eラーニング

インターネットを通じて学習するeラーニングは、従業員が場所や時間に縛られずに学習できる環境を用意できるため、社内教育に効果的です。学習に加えて進捗管理まで行えるツールもあり、個々人のスキルや経験に応じてカスタマイズしやすい点も従業員満足度を高めるポイントです。

業務改善システム

IT化・デジタル化により業務効率を上げる業務改善システムは、職場環境の改善やワークライフバランスの向上に効果的です。従業員の負担が大きい事務作業やスケジュール・タスク管理などをシステム化することで効率化し、従業員の残業や人的ミスの低減が期待できます。

BtoB EC「アラジンEC」でインターナルマーケティングを実現

BtoB EC「アラジンEC」でインターナルマーケティングを実現

Web上で受発注業務を行えるBtoB EC構築パッケージ「アラジンEC」は、インターナルマーケティングにおすすめのツールです。導入することで業務効率を格段に上げられるため、従業員満足度の向上につながります。

ここからは、アラジンECによって実現できる、インターナルマーケティングの効果をご紹介します。

業務効率化による残業・休日出勤の削減

アラジンECにより受発注業務を効率化することで、残業や休日出勤を削減し、ワークライフバランスの改善も期待できます。特に繁忙期の受発注業務に時間がかかっていて、人的ミスや残業時間が増えがちな企業は、複雑な受発注業務をシステムにより効率化することが重要です。

自社ルールを適用した受発注業務であっても、アラジンECのカスタマイズにより対応が可能です。柔軟性が高いECシステムを活用し、業務効率化を推進しましょう。

受発注業務の標準化による属人化防止

受発注業務をデジタル化し誰もが同じ品質で対応できるようにすることで、煩雑になりやすい受発注業務の属人化を防止します。ベテラン社員など特定の従業員に業務負担が偏ることがなくなれば、休みが取りやすくなりワークライフバランスの向上につながります。

ひいては定着率の向上や、それによる採用活動への好影響も期待できるでしょう。

内部コミュニケーションの活発化

内部コミュニケーションの活性化にあたっては、社内報や社内SNSといったツールの導入が有効であると上述しました。しかし、それらのツールを利用する従業員に時間的・精神的な余裕がなければ、ツールが活用されず形骸化してしまう恐れもあります。

アラジンECの導入によって業務効率化が叶えば、社内コミュニケーションに充てる時間を創出することができるでしょう。また、属人化を解消し精神的な余裕を作ることで、社内の人間関係が良好になることも期待できます。

インターナルマーケティングをアラジンECで成功させる

社内向けの「インターナルマーケティング」を実施することにより、従業員満足度を高め、生産性や定着率の向上といった効果が見込めます。また、このような従業員の仕事の質向上によって顧客満足度が高まれば、継続率・リピート率が向上し、ひいては企業の利益・業績の向上も期待できます。

インターナルマーケティングを成功させるためには、企業理念の浸透や帰属意識の向上などの「従業員の意識を変えていく施策」も重要ですが、業務負荷の軽減といった「職場環境の改善」も非常に重要です。その中でも、インターナルマーケティングに適したデジタルツールの導入は、特に効果的な手法です。

受発注のデジタル化で効率を上げ、従業員の働きやすさを実現する「アラジンEC」はその代表格。FAX・電話などのアナログ受発注をデジタル化することができ、手作業のマンパワーに頼った受発注業務から卒業できます。BtoB受発注業務の負荷が大きく従業員に負担をかけていると感じている場合は、ぜひお気軽にご相談ください。

BtoB EC推進統括本部

松岡 憲二(マツオカ ケンジ)

ベンチャー系ECベンダーにてセールスプランナー、ECコンサルタント、事業責任者として十数年従事した後、株式会社アイルに入社。大規模ECサイトからASPカート利用のスタートアップサイトまで様々な種類のサイト構築を経験。BtoCとBtoB、両方のノウハウを併せ持つことが強み。

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